元三菱銀行の支店長をやられていた関口さんから和光の案件がもちこまれました。和光市駅、徒歩1分の好立地です。これ以上の立地はありえないくらいの案件です。地主の有山さんは地元の名士で大金持ちです。フィットネス業界は、信用できないと考えていらっしゃいました。ルネサンスが調子のよいことを散々言って、土壇場で反故にしたとのことでした。アスリエなど競合の会社を蹴散らして何とか、明治スポーツプラザが土地を借りることになりました。現金が少ないので複雑なスキームで契約しました。

社長らしい仕事のはじめでした。川崎店開業の後、約10年、石渡社長、八木社長の下、経営、人事を学んでいました。会社の発展、人事の停滞解消、個人的な名誉を目的に、満身の力を込めて開業にこぎ着けました。今思うと気負い過ぎだし、緊張の極みで恥ずかしいのですが、若気の至りと自分を許せるようになりました。「燃えるような思い」過去の私に励まされます。

開業セレモニーの挨拶文です。

2004.3.30 社長挨拶

 ただいまご紹介にあずかりました株式会社明治スポーツプラザ、代表取締役の石原良太郎と申します。

 本日は、皆様ご多忙のところ、ご列席頂きまして誠に有り難うございます。皆様の格別のご厚情ならびにご支援によりまして、本日ここにザバススポーツクラブ和光をお披露目する運びとなりました。有山社長には首都圏でも有数の好立地の和光市駅前をお貸しいただき心より御礼申し上げます。仲介の労を執って下さった関口様ありがとうございました。野木市長様、埼玉県議会議員の神杉様にはお忙しいなかご出席いただき重ねて御礼申し上げます。また東京リース様には新しいファイナンスで資金を提供していただき感謝に堪えません。ゼンケンオールの田中様ありがとうございました。さらに、設計のパノム様、施工の竹中工務店様にはタイトなスケジュールにも関わらず、大いにご尽力頂きました。プランニングのフィットネスマネジメント様、デザインのダダグラム様、他の全ての関係者の皆様、無事にオープンを迎えることが出来ました事を深謝申し上げます。

  弊社は平成2年創立以来、平成3年に大阪の高槻市、平成5年に新潟市、そして平成7年に川崎市へ店舗展開を行って参りました。収支の厳しい時期もありましたが、川崎開業後、順調に業績を伸ばすことができました。 そして今、明治スポーツプラザの歴史の新たな一頁を飾る4号店を親会社・明治製菓の支援の下、ここに立ち上げることが出来ました。

 私はこの会社に関わって約10年になりますが、新店舗のオープンが‘会社の’‘従業員の’そして、‘私の’「夢」でした。9年前の川崎店開業の時にすでに次の店を夢見ていました。「夢は実現する」dream comes true。皆様の絶大なるご協力でその「夢」が実現致しました。

 ショップでは明治製菓ザバスシリーズやカラダナビ等も販売し、食の面からも健康にアプローチして参ります。お客様の視点で考えたサービスを提供し、地域の皆様の健康と豊かな人生のためかけがえのないコミュニティとなるよう長年に渡って役立ちたいと考えております。

 今後は、和光を含めた4店の経験を生かし多店舗展開、チェーン展開という「夢」を実現したいと考えております。スピードとバランス、そしてよいタイミングで積極果敢な業務拡大を図っていく所存でございます。 ご来賓の皆様方には、倍旧のご支援、ご鞭撻をお願いする次第であります。また、ご来賓の皆様方のなお一層のご活躍、ご発展を心からお祈り申し上げ、簡単ではございますが私からのご挨拶とさせて頂きます。本日は誠に有り難うございました。