「楽しくなければ仕事じゃない」と皆に語っていました。厳しい仕事があればこそ、みんなに楽しいイベントを積極的に開催するよう働きかけました。イベントは、企画、実行、反省の中で、メンバーの絆を育てます。 監視カメラを増やすより絆を深める方が有効なフードディフェンスではないでしょうか。

新年会復活

 大震災後、業績不振を理由に新年会をやめていました。組合から再開してほしいとの強い要望がありました。会社の拠出金が多いので逡巡しましたが、2014年度上期を何とか黒字で乗り切った組合員の努力に免じて再開することにしました。2015年1月28日、湯の川の海が見えるイマジンホテルでおこないました。宿泊する従業員も多かったので、私も一緒に泊まり、朝まで騒いでいました。

七夕

 函館では、昔から七夕の日に子供たちが近所の家の前で歌い、ローソクをもらう風習がありました。ローソクがお菓子に変わり現在も続いています。道南食品は菓子製造をしています。大野前社長より「キャラメルを配ったらいい」との話もありましたので、2014年7月7日に七夕イベントを開催しました。リーダー、HUさんの下、300人の子供たちが来訪しました。2016年には700人を超え、テレビや新聞の取材を受けるまでになりました。

明治野球大会

 明治本社、グループ企画部にいるときに、野球大会のお世話をしていました。旧明治乳業は野球が盛んで、野球大会により従業員同士の融和や労使協調がはかられていたそうです。道南食品は未参加でしたが、社長になったら是非参加したいものだと思っていました。北海道から神宮野球場は、時間的にも、費用的にも大変な負担です。でも、従業員のこころを一つにしたいという一心で参加することに決めました。目標は1勝でした。監督は元高校球児(補欠)の私がやることにしました。対戦相手は東海明治。一回表、ノーアウト満塁のピンチを髙橋文太投手が0点で凌ぎ、見事、10対0で勝利をもぎ取りました。2年目は残念ながら未勝利でしたが、3年目の今年、6月10日はきっと勝利できると期待しています。

ワッショイ函館

 2016年8月、函館の夏祭り、わっしょい函館に参加しました。従業員と家族130名でイカ踊りパレードに参加しました。事前の日曜日に練習を繰り返し、揃いの衣装で大いに盛り上がりました。社長の私は桃太郎の衣装で宣伝車の上で扇子を振っていました。そして、嬉しいことに初出場で審査員特別賞「団結賞」をいただきました。

ルスツでのトリム大会

 例年、秋のトリム大会は近隣の大沼で開催していましたが、2016年はルスツで開催することにしました。 幹事、KSさんと前田さんからルスツリゾートでの開催を打診されました。ルスツは函館から約3時間かかる遠方にあります。費用はともかく、参加者が集まらないのではないかと心配でした。バスを仕立てるので参加者が少ないと無駄な費用がかかりすぎると危惧しました。結果は、90人の参加があり、バスは1台では間に合わず、2台で行くことになりました。 運動はそこそこにして、遊園地での遊覧や展望台での記念撮影、肉の食べ放題の昼食会など、皆さんに大変喜んでいただきました。天候にも恵まれ、良い思い出になりました。

見学ビデオリニューアル

 チョコレート棟建設の時に制作した見学案内ビデオが、一部、実情にそぐわなくなりました。見学担当のDRさんに新しい見学ビデオの制作を指示しました。撮影、編集は、同じグループ会社のニットーに依頼しました。2016年3月に完成。同時に、サイコロ、チチチ、ファジのコマーシャル映像、ユッキーキャラメルの着ぐるみ(ロベリン、トロリスキー)も制作してもらいました。

五稜郭の花見

 2017年4月29日、10年ぶりに桜の花見会を実施しました。 「函館、五稜郭公園の花見の宴。最後の祭が終わりました。面白うてやがて悲しき…

 2013年、明治スポーツプラザが売却されて「終わりの始まり」と思いました。今また、道南食品の社長を退任するにあたり、同様の思いです。やり残したことも、反省も多々ありますが、全力でやったことで平にご容赦。悔いはありません。良い部下に恵まれ楽しい函館の日々でした。まだ2ヶ月ありますが、段々に役割意識が減って、安堵感と喪失感が入り混じった複雑な心境です。風立ちぬ、いざ生きめやも。」(フェイスブックより)